
(太田出版社【完全自殺マニュアル】より引用及び参考)
最初に伝えたいこと

ただ、私は言いたい。
無理に生きろとは言わないが、無理に死ぬな。
詳しくはこちらから読んでほしい。
では、考査を始めよう。
基本情報
首吊り自殺に関しては安楽、確実、手軽と三拍子揃った自殺方法。
人によっては「人類が考えだした芸術品」と言うぐらいで、古今東西問わず、広く持ちいられている。


さらに言えば銃社会のアメリカ等の国を除けば世界各国で1位の手段だと思うよ。
参考までに厚生省のデータを見てもらいたい。
見にくい場合はクリックで拡大できるようにしておいたよ。
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でも、なんでそんなに多いのさ?

それについては今から一緒に見てみよう。
さぁ、準備はいいかい?
この記事は読むのに時間がかかります。
ただ、貴方の人生においては一瞬のことです。
大切なことが書かれておりますので、しっかりと時間をかけてでも読んでくださいね。
想定できるメリット
紐1本での手軽さ
紐と言ってもすぐに想像するロープでなくてもいいのが首吊り自殺を選ぶ最初の大きな要因だと思われます。
例えばベルトやスカーフ、ネクタイなどの紐状の物があれば道具としては準備完了となります。


もちろんズボンでも可能だね。


それも自殺手段に首吊りに選ばれる要因かもね。
気軽過ぎるんだ。

道具としての入手難易度が低すぎるよね。
座ったままでも可能
首吊り自殺について多くの人は木の枝等、自分の身長を超える位置に紐を掛けるイメージがあるのでは?
実際には30センチの高さでも首吊り自殺に関しては可能だという考査もあります。


まずは前提から話そうと思う。
そもそも首吊りの目的って気道を締める訳ではないんだ。

え?窒息ではないの?

実際に多いのは脳へ行く血液を遮断させて脳内を酸欠状態にするのが主目的なんだよ。

でもさ、それって難しいんじゃないの?

まず、脳に酸素を運ぶ動脈血管は2本ある。
①頸動脈
②椎骨動脈
だね。

首を触ったときにドクドクしてる血管だよね?
でも、もう一つのは何?

椎骨動脈について説明すると…。
頸椎(首の骨)の脇を骨に守られながら脳に血液を送る血管だね。



ただ、アゴを大きく突き出した状態や首を後ろに大きく倒したでは守っている骨で血管を圧迫されてしまうんだ。


アゴのラインに沿って紐が当たるようにするだけ。
そして、首が前後どちらかに垂れ下がるようにすればそれで終わりだ。

それなら気管は塞がないから苦しくないんだね。
それに仰向けでも可能だなんて、、イメージと違って簡単なんだね。



①頸動脈 3.5キロ
②椎骨動脈 17キロ
これは60キロの人間を想定しての数値だから、全体重も必要ないのがわかるね。


たとえ、椎骨動脈が完全に塞がっていなくても頸動脈はたった3キロで塞がるので
死に至るのが少し遅くなったり、脳の酸欠による失神が遅くなるぐらいだ。
ちなみに人間の頭部は体重の10%ぐらいなので、頸動脈のみならば頭の重さだけでも塞がってしまうんだ。
さすがに頭部の重さだけでは椎骨動脈が仕事をするので、死なないけどね。
一瞬で意識喪失、苦痛なし
想定できるメリットも一旦は最後の項目になります。さてここでは、首吊りのイメージ、足が地面につかない場合を想定して考えて行きます。首に縄をかけ、踏み台から足を浮かせればどうなるのかを考えてみましょう。



これが医学界での常識だね。


更に言えば「気持ちよかった」なんて意見も数多く残っている。


一緒だろう。
ここでは述べないが気になったら調べてみるといいよ。
「柔道 締技 気持ちいい」とかで調べれば出るさ。




どっちが良いも悪いもない。
そもそも自殺をするなんてバカバカしい。

ごめんなさい。。
「想定できるメリット 」のまとめ

手軽すぎて怖いよ。

とりあえずまとめておこうか。
①道具はネクタイやベルト、ズボンでも首にしっかりと巻き付くものなら可能。
②首吊りは頸動脈と椎骨動脈、2本の動脈を塞ぐと脳への血液供給が止まり、死に至る。
③気管を塞がないので、苦しさがない。
④吊るのには30センチの高ささえあれば可能。
⑤全体重がかかる方法では意識がすぐになくなり、苦痛もない。更に気持ちいいとの意見も。
⑥勢いをつけると首関節脱臼により即心停止&呼吸停止。

準備はいいかい?
想定できるデメリット
死に至るまで約10分かかる
あくまでも一瞬で死ねる訳ではありません。では死ぬまでにどのような経過を辿るのでしょうか?


いくつかの段階に分けて詳細に研究した学者もいる。この研究には異議もあるが、とりあえず紹介しておこう。
まず第1段階として、はじめに頭がカーッと熱くなり、耳鳴りがする。そして目にピカピカと光を感じる。そして次第に足が重くなり、徐々に気が遠くなっていく。この間約1分だという。頭が熱くなり耳鳴りがし、目に光を感じるのは首を吊ったまさに直後で、これと同時に意識は薄れていくようだ。
意識喪失後の第2段階に入ると全人に痙攣が起こる。ほとんどの場合、手は水のなかを抜き手で泳ぐような、足は歩くような運動をするという。その後両手足の筋肉がひきつり、全身を伸ばしっきりにするひきつりが起こる。ただしこの痙攣については、全身が小刻みに震えるようなものだ、という意見のほうが今では有力だ。この間約1分から1分半。ここで男性の場合、なぜか性器が勃起して射精してしまうこともある。
第3段階ではすでに仮死状態となり、大小便や精液を洩らし、眼球が飛び出して、呼吸が止まるという。この間約1分で、ここまで至るまでの時間はわずか3分から3分半。この段階ではまだ心臓は動いており、発見されれば一命は取り留められる場合がある。この後、約10分は心臓は動いているが、心臓が停止すればまず助かる見込みはない。
太田出版社【完全自殺マニュアル】 中公文庫社【法医学ノート】引用及び参考

この間に見つかるかもだよね?



失禁や射精した姿で見つかるケースがある
ドラマや映画では美しく死んでいるシーンが大半ですが、実際に現場に立ち会う警察関係者や特殊清掃員の方々は口を揃えて言います。
あれは非常に稀なケースだと。


「一部のケースでほとんどは綺麗だ!」
「事前に排泄等をしておけばいい!」
との声もあるが、バカなのかと疑ってしまう。
前述したメリット の項目では、苦痛なしとは書いてはいるがあくまでも机上の空論での話だよ。


それと一緒だよ。


ただ、内容を理解していないと安易に自殺を考える人がいるからこうやって考査してるだけなんだからね。


首絞めになるとかなり苦しい
さぁ、デメリットの考査も最終項目になります。ここがメインと思って頂いても良いかもしれません。




そうこれが一番のデメリットだよ。
試しに自分で首を締めたらわかるだろう?


さてさて、首絞めでも頸動脈は簡単に塞がる。
場所が場所だからね。
でも椎骨動脈はそうはいかない。なんたって骨が守っているからね。
では、椎骨動脈がうまく塞がらずに気管が塞がってしまったらどうなるか、だね。
「死に至るまで約10分かかる」で書いた第1段階~第3段階までを意識があるまま体験することになる。そこまで苦しい思いをして初めて失神するんだ。
どうだい想像してごらん?

うわぁ、想像しただけでゾッとするよ!

それに脳が酸欠状態になれば脳細胞に致命的なダメージを受ける可能性が高い。
これは理想の首吊りが出来ていたとしても一緒だけど、未遂に終わればほぼ確実に永遠に見苦しい姿で植物人間だね。


でも、椎骨動脈は塞がれないとどうなると思う?






そう顔は紫色にうっ血し、目が飛び出す。
そんな状態を受け入れられるかい?
私には到底無理な話だね。

「想定できるデメリット」のまとめ


さ、メリット同様まとめよう。
①死ぬまでに時間がかかり過ぎるので発見される可能性がある。
②失禁や男性ならば射精した状態で見つかる場合も多く、美しくない。
③理論通りにうまくいく確率は低い。
④首絞めになった場合、10分以上意識がある状態で苦しむ。
⑤首絞めになった場合、顔がうっ血した状態で見つかり、目も飛び出ている状態となる。

首吊り自殺についての総まとめ


ちなみに首吊り自殺は日本ではもっとも手軽な方法だからね。
それでもここまで苦痛が伴うんだ。


さて、自殺の種類の1種類を学んだ貴方は何を思いましたか?
感想はコメント欄でもイル-ill-のライン公式アカウント、ツイッターアカウントでも結構ですのでぜひ、聞かせてください。


イキル
気(キ)がなくなればイルになる。
イルはどこにでもイル。
イルを知ろうとするとill(害)になる?